滋賀県湖南市で木材、合板、住宅設備の販売、NCルーター加工の材木屋。株式会社 谷與(タニヨ)

木材・合板・新建材・住宅設備・木材、合板加工

0748-75-0029

木の知識

合板のはなし

歴史

日本では1907年名古屋の浅野吉次郎が独自に開発したベニヤレースの実用化によって始まったとされています。外国では明治7年に輸入し博覧会に展示されたと記録があるので外国では以前から製造されていました。
1950年に尿素系の接着剤が開発され接着性能の向上に伴い建築資材へと用途を広げました。

製造

原木を大根の桂剥きのように薄く剥いたものを乾燥させそれに接着剤を塗り積み重ねて張り合わせます。このときそれぞれの繊維方向を一枚づつ直交させ奇数枚積み重ねます。

合板の積層と寸法

・厚み
標準寸法として2.3mm, 2.5mm, 3mm, 4mm, 5.5mm, 9mm, 12mm, 15mm, 18mm,など

・長さ幅
標準的な寸法として
(3×6)=910mm×1820mm
(4×8)=1220mm×2430mm

合板の特徴

木材は古代から人間の生活と密着して利用されてきました。特に日本のような高温多湿の環境では書かせない材料です。その木材の優れた特性をすべて備え欠点を製造過程で補正し作り上げられたのが合板です。

1重さの割に強さが大きい
2広い面積を得ることができる
3伸び縮みが少ない
4切断、釘打が容易である
5面としての強さを得ることができる
6木材なので熱伝導率=小、比熱=大
7木材なので音・機械的振動の吸収性がある
8木材なので視覚、触感に優しいなどがあげられます。

ですが、使用にあたり一番大切なことはその接着性能です。合板は接着剤を用いて単板を張り合わせた製品ですのでその性能を誤って使用するとはがれることがありますので合板は使用目的に合致したものをご使用ください。

種類別

広葉樹
・国産材ーシナ、カバ、セン、ブナ、ナラなど
・外材 ーラワン類、アフリカ材

針葉樹
・国産材ーカラマツ、エゾマツ、スギ、アカマツなど
・外材 ーベイマツ、ベイツガ、ラジアータパインなど

接着剤性能JASによる分類

・特類(フェノール樹脂接着剤等)
住宅の耐力壁等の構造用耐力部材や常時湿潤状態の場所で使用する合板
例-構造用合板、ヨット等舟艇用合板、足場板用合板

・1類-タイプ1(メラミン樹脂接着剤など)
屋外や長時間湿潤の状態の場所で使用する合板
コンクリート型枠用合板、住宅下地用、建築物外装用合板

・2類-タイプ2(ユリア樹脂接着剤など) 家屋内装や多少湿気のある場所で使用できる合板
例-住宅、船舶、車両等の内装用合板、家具用合板

・3類-(増量ユリア樹脂接着剤など)
家具の全く湿気のない場所で使用する合板
現在では特殊用途に限られ生産量もきわめて少ない

構成別

・ベニアコアー合板
芯板、添え芯板に単板(ベニア)を使用した一般的な合板

・ランバーコアー合板
芯板に木を使用した合板で通常13mm以上あります。ベニアコアーよりも重量が少なく家具、ドア、船舶の仕切り等に用いられます。

・ボードコアー合板
ランバーコア同様に心板にパーティクルボードやMDF等を使用した合板です。

合板の種類

・普通合板-1類、2類、3類
従来からベニヤと言われていた合板で広く使われている合板。ラワン、シナなど広葉樹が主な原木で樹種の名前を付けて呼ぶ。ラワン合板、シナ合板など。寸法は厚み2.3mm~24mm、幅910mm~1220mm、長さ1820mm~2430mmが通常です。

・コンクリート型枠用合板-1類相当
コンパネと呼ばれ、コンクリートの打ち込みに使われる合板で、ラワンの他に針葉樹もあります。寸法は厚み12mm、15mm、幅600mm,900mm、長さ1800mmが通常寸法で、一定の強度を備えた合板で建築用の型枠として使用される。

・表面加工コンクリート型枠用合板-1類相当
通常コンクリート型枠用合板の表面に塗装等の加工をしたもの。打ちっぱなしの仕上げに良好な結果が得られるとして土木用型枠として多用されます。
・構造用合板-特類、1類
建築物の耐力構造上必要な部位に使用される合板。単板の厚さが規定され合板の強度が保証されている。

谷與の合板加工技術

私たちは良質な木材を中心に、さまざまな技術で建築資材や木材加工サービスを提供しています。

  • チャレンジ25
  • オーダーシートダウンロード